2013.04.19

明治時代の球磨焼酎を再現した実験くん!

500年の歴史を有するといわれる「球磨焼酎」。



米焼酎は熊本以外の蔵元でもいくつか造られていますが、



「球磨焼酎」は、米のみを原料として、人吉球磨の地下水で仕込んだもろみを、



人吉球磨で蒸留して瓶詰めした米焼酎だけをそう呼ぶことができます。



さらに、1995年には世界貿易機関(WTO)によって、スコッチやボルドー、シャンパーニュのように



地理的表示の産地指定を受けて、国際的に“ブランド”として保護されています。



そんな「球磨焼酎」を造る蔵元さんの1つである「大和一酒造元」さん。



今回、大和一酒造元の専務でいらっしゃる下田文仁氏が、



元来の球磨焼酎の工程を4年がかりで研究し、やっと答えが見てきたということで、



その
お披露目の再現見学に行ってきました。



見学を終えての感想から言うと、



びつくり!!!!!の一言!



先ず原料が、米ではなく玄米、麹も蒸米に種麹をかけるのではなく、



玄米に木灰を混ぜて麹を造り発酵させます。

その後、発酵したところにさらに驚いたのは、籾殻を入れるんです!



それを混ぜて濾した液体を蒸留します。







さらに、さらに、液体を蒸留するだけではなく、



網を置いて
た上に、濾した後のもろみにもう1回籾殻を混ぜたものを敷き詰めて蒸留します。







なぜ、このもろみを上に敷くかというと、



これは、下田氏も幾度となく実験をした結果辿り着いたことだそうですが、



蒸発して気化ものが一旦そのもろみによって冷やされて、



液体となって下に落ちて、を繰り返していくうちに味わい深くなるのではないかということ。



蒸留器もその時代の「兜釜蒸留機」をこれまた度重なる実験の末に見事に再現されました。





そして、窯に火入れしてから30分後にはいよいよハナタレがでてきました!




ガス臭もさほど強くは感じなく、やわらかいやさしくまろやかな香りが漂ってきます。



これが、元来の「球磨焼酎」の造り方。



今回、誰もが挑戦しないようなことに挑まれた下田文仁氏。




「大和一酒造元」さんは、元来の球磨焼酎は黄麹から、という強いこだわりのもと、



黄麹仕込みの球磨焼酎を造っていらっしゃる蔵元さんです。



「飲みやすいだけでなく、本来の味わい深い球磨焼酎を飲んで欲しい!」というお気持ちが、



今回の実験につながったのだと思います。





☆ 黄吟 大和一
  大和一酒造元 (熊本)
  720ML/1,430円



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